今回は、これからブログやサイトを運営してみたいと考えている方もいるかと思いますので、私がどのようにブログを公開しているのか、その方法を詳しく共有したいと思います。
ブログのサーバは何を使っているの?
私が利用しているサービス
現在、私はAWS(Amazon Web Services)というクラウドサービスを利用しています。AWSは非常に多機能で、個人や企業向けに様々なサービスを提供していますので、自分のニーズに合わせて選ぶことができます。
「クラウドサービスって従量課金制で高いんでしょ?」というイメージを持たれている方もいるかもしれません。確かに、使った分だけ費用が発生するため、運用コストが高くなる場合もあります。しかし、個人ブログのようにアクセスがそこまで多くない場合は、意外とコストを抑えて運用することが可能です。
実際、私のAWSの月額利用料はなんと**$0.56**(1ドル=150円換算で約84円)です!これはレンタルサーバーを利用するよりもはるかに安く運用できています。
どうやったらこんなに安く運用できるのか?
それは、CloudFrontとS3を利用したサーバーレス構成だからです。サーバレスという言葉を聞くと、「サーバを立てずに公開ってどういうこと?」と思う方もいるでしょう。ここで、サーバレスでブログを公開できる仕組みを簡単に説明します。
このブログは、CloudFrontとS3を利用した静的Webサイトになります。具体的には、以下の手順で運営しています。
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ローカルのWordPressで記事を作成
- WordPressは使いやすいCMS(コンテンツ管理システム)で、記事の作成や編集が簡単に行えます。
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HTML化してS3にアップロード
- 作成した記事をHTML形式に変換し、AWSのS3(Simple Storage Service)にアップロードします。S3は静的ファイルの保存に最適化されており、高速なデータ配信が可能です。
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Route 53でドメイン設定
- AWSのRoute 53を使って、独自ドメインの設定を行います。これにより、サイトのURLをカスタマイズできます。
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CloudFrontを介してS3内のHTMLファイルを配信
- CloudFrontはCDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービスで、世界中にあるエッジロケーションからコンテンツを配信することができます。これにより、ユーザーは高速にサイトにアクセスできるようになります。
このようにすることで、サーバを立てずに、高速かつ安価にWebサイトを公開することができるのです。
セキュリティ面は大丈夫?
コストが安いとはいえ、「セキュリティが不安…」という方もいるかもしれません。確かに、セキュリティは非常に重要な要素です。しかし、この構成ではセキュリティ面も強化されています。
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静的Webサイトのため、サイバー攻撃に強い
- サーバサイドの処理がないため、攻撃のリスクが大幅に減少します。
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S3の公開設定を最小限にすることで、不正アクセスを防ぐ
- S3の設定を適切に行うことで、不要な公開を避け、不正アクセスのリスクを最小限に抑えることができます。
これにより、安全に運用が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は私が運営しているサイトの構成について詳しく共有しました。AWSを利用することで、レンタルサーバーよりもコストを抑えつつ、効率的にブログを運営することができます。また、AWS CLIを使えば記事の反映も簡単に行えますので、技術に自信のある方には特におすすめです。
興味があれば、ぜひ試してみてください!